06_続けるべきか、やめるべきか

前回までの起業記はこちらから
http://yutawakayama.com/05-2/

仕事やプロを目指した活動など、
一生懸命、目の前のことに取り組んでいると、
それを続けるべきか、変える(やめる)べきかと
悩むタイミングが人生では何度も訪れる。

新しいことを始めたとき、新しい場所に飛び込んだとき、
そしてそのチャレンジが今までの人生からかけ離れた
大きな挑戦であるほど、人はとんでもない不安に襲われる。

それこそMLMに誘われた時なんかは、
「詐欺なんじゃないか?」と震えて
2週間くらいずっとパニクっていた笑
(MLM今はやってないよ!)

実は私はめちゃめちゃビビりなので、

・ホテルに入社した時も
・MLMを始めた時も
・役員になった時も
・独立をした時も
・出版した時も
・フェスを主催した時も

今までの人生の挑戦時には、
全てのイベントでビビってるし、
やると決めて一歩踏み出してからも、
ずっとやっぱやめようかな。って気持ちが右往左往して
続けるか、やめるかの反復横飛びが脳内で繰り広げられる笑

ただし、私は、人生で一つ決めていることがある。
一歩踏み出したら1年は絶対にやめないということ。

結局人生なんてのはどこまでいっても自分との勝負だ。

世の中が発展して、良質な情報がネットに落ちてて、
ビジネスをやったり、自分が発信するためのインフラも整っている。

でも、なぜ、こんだけ成功しやすい状況が整っているのに、
成功する(好き放題生きる)人が爆発的に増えないのか?

私は人生で成功するために必要なアクションは

1:新しいことに挑戦する
2:どんなに不安や心配でも入場したら1年は退場しない
3:工夫、戦略を駆使して人生を有利に進める

この3つだと思っている、

で、そん中で特に重要なのが「2」で、
なぜ、2の退場しないが重要なのかというと、
人生において9割の人間は勝手に脱落して行くからだ。

人は弱い。

自分はこんなことをやるんだ!と決めても、
周囲の人間、お金、トラブル、アクシデント、気が乗らない、不安など、
様々なものに影響を受け、すぐにブレてしまう。

で、その結果、一歩踏み出したのに早々に退場し、
1年以内に9割は自滅して消えて行く訳だ。

ということは、逆を言えば、どんなに不安だろうが、どんなに辛かろうが、
1年間はそこに踏ん張り続ける!と決めれば、勝手にトップ10%になれるということ。

(ちなみにこれは余談だが、トップ10%まで生き残ると、
この残った層の人間はもう簡単にはやめない。
だからトップ10%から更に上を目指そうと思ったら、
工夫とか戦略が必要になってくる。)

ただ、ここでごっちゃにしてはならないのが、
早期辞め癖=逃げ癖=負け癖ではあるけど、
負け癖と失敗癖は全く違うものだってことだ。

「失敗」ってのは「挑戦」の結果だけど、
「負け」ってのは「諦めた」結果だから、
負け癖だけはつけてはいけないんだ。

だから私は新しいことに挑戦する際は、
最低1年以上はそこにしがみ続けるというのを決めてやってきたし、
そのお陰で、全く能力がない素人でも、
それなりにいろんなことができるようになったと思っている。

では、一度はじめたことを今度はいつ終わらせればいいのか?
はじめる時があれば、それを終えるタイミングが存在する。

2010年にベンチャーに入り3年が経った2013年。
私は会社を辞めるかどうかで悩んでいた。

創業間もないベンチャーだっただけに、
アクシデントやトラブルは尽きなかったし、
ゼロをイチにする作業って本当に大変で、
正直嬉しいことよりも、大変なことの方が何倍も多かった。

ただ、自分たちがゼロから作ってきた物語だからこそ、
あーじゃねー、こーじゃねーと議論を交わし、衝突しながらも、
自分たちのアイディアが形になって行くのが本当に楽しくて、
毎日会社に行くのが楽しみだった。

そんな泥臭いことをやっていったことで、会社が少しずつ伸び、
認知され、自分たちの影響力が世界に浸透して行く感じが
とにかく嬉しかった。

何もなかった自分たちにできる唯一の戦い方は、挑戦だけだった。
だから創業からひたすら新しいことに取り組み、
必死に勉強、実行、検証を重ねることで、

少しずつ、知識、経験、スキル、実績が蓄積され、
気づいたらありとあらゆる「副業」と呼ばれるビジネスに取り組み、
どのビジネスでもトップ1%くらいの成果を出せるようになった。

そしてその情報をシェアして行くことで、
クライアントもどんどん事業で成果が上がるようになり、
1000万を飛び越え、1億円以上の売上を作れる人間を
次々と排出できるようになっていった。

そんな感じで、2010年から常に

・新しいことに挑戦することと、
・人に指導し、育てること

この2つを徹底的にやり続けてきたんだけど、

2013年くらいになると、
会社がそれなりに成長し、
成果を出せるようになっていたことで、

新規事業を作って行くことよりも
既存の事業を安定させる方向にシフトしていき、

挑戦のための時間よりも
安定のために時間を使う割合が増えていった。

そんな背景から会社に入り初めて、会社を続けるべきか、辞めるべきかで葛藤する。

ちなみに今までの
私の起業記を読んできたくれた方は、

私のことを豪胆で自分のやりたいことを、
ぐいぐい形にして行く人間だと
思われたりするかもしれないが、

実は内面は非常に繊細で
とにかく周囲に気を遣う性格なのだ笑

なので、料理人時代もそうだったが、
とにかく会社を辞めるとなったら、

人材不足だし、今までお世話になったし、
辞めるのって不義理な行為な気がするし、

周囲のことを考えれば考えるほど、
辞めるのは良くないのではないかと思うように。

私は「成長」と「成果」
この両方と取れている状態を、
「成功」と定義しており、
今取り組んでいることを続けることで、

まだまだ成長できる、まだまだ成果を出せると感じれるならば、
成功につながる可能性を秘めてると考えるし
逆に、目の前の仕事に慣れてしまったり、
自分や自分の環境が現状維持をしてしまってる状況になると、
そこでは今以上の「成長」と「成果」も得ていくのが困難な状態ということだ。

ということは、よほどの改革がない限り、
そこにいても、自分の人生は停滞していってしまう。

2013年。

創業から3年が経ち、激動だった毎日から解放され、会社は安定し、
創業を支えた仲間の半分は独立し、新たなフィールドで挑戦していた。
仲間といると毎日が楽しいし、居心地がいい。
居場所としては申し分ない。最高の場所だった。

しかし自分の人生をもっと面白くすると考えた時に、
自分は今後もここで働くことで、
圧倒的な「成果」と「成長」を得られるのか?
と考えた。答えは明確だった。

創業から携わり3年が経ち、
新しいステージへ行くことを決断し、
2013年12月31日をもって私は会社を退職した。

▼やってることを続けるべきか、やめるべきかを考えるときのコツ
・入場したら最低1年以上は絶対にやめない
・早期辞め癖=逃げ癖=負け癖
・世の大半は退場していくのでしがみ続けるだけでトップ10%になれる
・トップ10%から1%になるには工夫と戦略がマスト
・1年以上ガチで活動したら、その都度成果と成長の余白を考える
・成果と成長の余白が少ないと感じるならば変化の時

次回の起業記はこちらから
http://yutawakayama.com/07-2/

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