講演後、古巣のペニンシュラ東京に行ってきた。
20〜23歳までオープニングから働いてたけど、
今は改善されたと思うけど、オープニングだったということもあり、
当時の繁忙期は5:30から24:30からほぼ休憩なし。
週6〜7勤務で月の残業は300時間オーバー。
それで給料は15万円。
そんでヤバい時は1日で100発以上叩かれたり殴られる
という、ブラック企業を通り越して漆黒企業と呼ぶにふさわしい会社で労働をしてた。
で、普通ならそんな所で働いて大変だったね。とか、
可哀想にとか、黒歴史だね。ってなるのが普通だと思うけど、
俺はここに感謝しかない。
なぜなら、ここで地獄のような日々を過ごしたお陰で、
それ以来ベンチャーの役員や新規事業の立ち上げ、
独立、出資者として会社を数社設立と、
たくさんの苛酷イベントに関わったけど、
どんなイベントよりもこん時のホテル時代の方が断トツでキツかったから全然楽勝だと思えた。
多くの人はブラック企業を避けて、ホワイト企業を選ぼうとする。
定年までそこで働くつもりならホワイト企業に就職した方が良いかもしれない。
だだ若くして独立、キャリアアップ、一般とは違った人生を目指してるなら、
絶対にブラック企業に就職した方がいい。
(ただブラック企業でも、選ぶなら業界トップクラスの実績を持ってる所とか、業績が伸びてる所とか、少人数のベンチャーみたいなブラック企業がいいけどね。)
ブラック企業は素晴らしい。
鬼残業、各種ハラスメント、低賃金、不条理の波状攻撃。
こんなに肉体的にも精神的にも追い込んでくれる経験はなかなかできない。
で、ここでウルトラ苦い体験をしておけば、
その後は、それなりの苦労や困難でも余裕綽々になる。
自分でビジネスやろうとか、独立しよう!って思った時に
成果が出ずにすぐに諦めてしまう人間は、
「精神的にえぐられるキツい環境に身を置く。」
という体験をした事がない傾向が強い。
新しい事を始めて、予定通りに物事が進むことなんてのはほとんどない。
むしろの予想外の連続。
そこで予定よりも成果がでなかった時、トラブルが起こった時、キツかった時に、諦めずに粘れるかどうかは、
そういったネガティブな概念に対しての耐性があるかどうかにかなり影響される。
ブラック企業で働いておけばそういった様々な絶望耐性が全方位的に身につく。
こんな素晴らしい環境はない。
ということで周囲よりも短期間で楽しい、面白い人生を送れるようになりたい人は、
ブラック企業に就職して奴隷にさせられるのではなく、
奴隷になりに行き苦行的修行を体験するという戦略的社畜になることをオススメします!
今の俺があるのは漆黒な労働環境を提供してくれたお陰。
ペニンシュラ本当にありがとう!笑
(漆黒企業だったのはオープニング当時の話なので今はかなり緩くなったと思います。あとコックなんて、どこもそんなもんだから別に特殊な話ではないです。)
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